「柚富の郷 彩岳館」は、由布院盆地のはずれの高台の斜面に建っていて、由布岳を正面に見ることができます。湯布院の中では比較的新しく、きれいな旅館で、オープン当時から何度か、食事と入浴で訪れています。
玄関を入り、日帰り入浴の場合は、フロント横の券売機で、入浴券を購入します。大人¥620で、内容のわりにリーズナブルな価格になっています。
お風呂へは、長い階段を下りて行くことになります。電動の昇降機が設置されていますが、足の不自由な方にも、温泉を楽しんでもらいたいという、オーナーのこだわりで設置されたそうです。
温泉棟には、「天空の湯」と「望岳の湯」の2つの大浴場があり、日替わりで男女入れ替え制になっています。これとは別に、2つの貸切家族風呂があります。
内湯の外には、どちらのお風呂にも、それぞれ工夫を凝らした露天風呂があります。
こちらが「天空の湯」になります。広い岩風呂の片隅にある猿の置物が印象的です。
こちらが「望岳の湯」です。大きな岩をふんだんに配したお風呂の他に、打たせ湯も設置されています。正面には由布岳の雄姿を望むことができ、これを眺めていると、時間が経つのも忘れそうです。
こちらは、貸切家族風呂になります。オープン当時、宿のご厚意で使わせてもらいました。丸い酒樽の露天風呂のなかには、切り株が置かれています。4人はゆったり入れそうです。内湯と洗い場も完備されています。
お風呂の隣には、お休み処があります。広い畳の部屋で、中央には囲炉裏が、窓際には座椅子とテーブルがおかれていて、そこからは良く手入れをされた庭園をゆっくり眺めることができます。
冷水とお茶も用意されています。風呂上りにゴロ寝をしたり、ボーっとお庭を眺めて過ごすことができます。
また、館内の所々に置かれた、いろいろな調度品のコレクションが目を引きます。
ロビーの奥に、ちょっとお洒落な食事処「われもこう」があります。ここの窓からも、由布岳の絶景を見ながら、食事をすることができます。料理の内容は、その時々で変わると思いますが、どれも上品で美味しかったです。
湯布院で、ゆっくり休憩ができるお休み処があって、食事もできて、充実したお風呂で日帰り入浴ができるところって、そんなに多くありません。日帰りで、ちょっとゆっくり温泉に入りたいという時に、ここをよく利用させてもらっています。
但し日帰り入浴ができるのは、11時から16時(最終入場は15時)までなので、注意して下さい。次は是非泊まってみたいと思います。