「御宿 ゆふいん亭」は、湯の坪街道まで歩いて10分足らずで行ける、比較的アクセスの良い場所に位置しています。「仙洞」「狭霧亭」などと同様、ニューグロリアリゾートグループが運営する温泉旅館です。
チェックイン前に行っても、車を預かってもらえるので、早めに着いて車を置いてから、湯布院散策するのがお勧めです。
宿の目の前に、陸上自衛隊湯布院駐屯地があるので、はじめはちょっと心配でしたが、門をくぐって一歩中に入るとそこは別世界。全く問題ありませんでした。
小川の横の小路を歩いて行くと、白壁の建物があり、その中にフロントとお洒落なロビーがあります。
ここは全室離れ形式という贅沢な作りになっていて、細長い通路の両側にお洒落な赤っぽい色の壁の建物が並んでいます。白壁の建物の横の階段を下って、小川に沿って進んでいったところにある「九」と書かれた部屋が、今回案内されたお部屋です。
きれいな6畳和室と廊下の先には、岩をくりぬいた半露天風呂があります。お風呂は和室からも見ることができます。
早速お湯を入れて入ってみることにしました。プライベート感に包まれていながらも、とても解放感があり、ゆったりと温泉を楽しむことができました。
共用の露天風呂にも行ってみました。そんなに広いわけではありませんが、竹垣に囲まれた心地良いお風呂です。あまり人もいないので、のんびりと温泉を楽しむことができます。
フロント棟の隣にある東屋には、お決まりの生ビールとゆで卵の無料サービスがあります。湯上りにくつろぐには最高の空間です。
お庭も散策してみました。コンパクトにまとめられている中にも、ひとつひとつの部屋ごとに違った造りになっていて、それぞれの表情に工夫が凝らされています。
夕食は、雰囲気の良い個室の食事処で頂きました。メニューは前回訪れた「仙洞」と似たような感じで、かなりの品数で、メインは牛ステーキ。全体的にかなりのボリュームで、どれもとても美味しかったです。
食事の後、腹ごなしに散歩に行きました。前回と同様、「玉の湯」や「亀の井別荘」まで足を延ばしてみましたが、暗くて人が全然いない、昼間とは全く趣の異なる湯布院を観ることができました。
館内も夜はこのようにライトアップされています。
部屋に戻ると、なんとこのような夜食が置かれていました。さっそく生ビール、ゆで卵と一緒にいただきました。
共用の露天風呂は、夜はこのような雰囲気になり、昼間とは違った雰囲気で温泉を楽しむことができます。
また部屋の露天風呂はこんな感じになります。部屋に露天風呂があると、気持ちよくてついつい長湯をしてしまうので、注意が必要ですね。
実は今回は車にロードバイクを積んで行ったので、次の朝は早起きして、湯布院の町中を走ってきました。朝霧に包まれた幻想的な金鱗湖や、田園風景の中に立ち上る湯けむり等、朝の湯布院は本当に気持ちがいいです。
朝風呂を浴びてから、朝食です。夕食と同じ個室で頂きますが、こちらのメニューも「仙洞」と似たような感じですが、良くあるバイキングの朝食とは一味違う、満足のいくものでした。
「ゆふいん亭」は系列の中でも人気のある宿で、高級感と中心地へのアクセスもまずまずというバランスの良さが魅力です。是非一度行ってみる価値があると思います。