大分市は大分県の県庁所在地ということもあり、大分で一番賑やかな街です。但し観光地というよりは、オフィス、官公庁、ショッピング、繁華街がメインになります。
2015年にJR大分駅がリニューアルされ、駅ビル「アミュプラザ」ができてからは、人の流れの中心が完全に大分駅周辺に移りました。
その「アミュプラザ」に隣接して同時期にオープンしたのが、「JR九州ホテル ブラッサム大分」です。
大分では珍しい21階建ての高層ホテルで、最上階には日帰り利用もできる、天然温泉の展望風呂が設置されています。
ホテル専用エレベーターで8階まで行くと、フロントとロビーがあります。ロビーのテーブル、椅子をはじめとした調度品が、高級感を醸し出しています。
客室に向かうエレベーターを降りると、各階ごとに違ったデザインの壁面彫刻があしらわれています。これまた高級感が漂っています。
2人の時はダブルルーム、3人の時はトリプルルームに泊まりました。特にトリプルルームは広いパウダールームやクローゼットが備えられていて、とても快適でした。新しいだけあり、どちらも清潔感にあふれていて、とても気持ち良かったです。
高層階の部屋からは、遮るものがないので、眺めも良好です。
さっそく展望風呂がある「シティスパてんくう」に行ってみます。19階にフロントがあり、宿泊者は専用エレベーターから、日帰り入浴利用者はチェックインの時に乗ったエレベーターから入ることになります。日帰り利用は1,500円とちょっとお高めですが、宿泊者は何回でも無料で利用できます。また1回400円でヒーリングスパも利用できます。
階段でさらに1階上ったところに更衣室があり、同じ階に内湯があります。さらに階段を上がって最上階にいくと、天空露天風呂から絶景を望むことができます。
北側の大分市街越しに見る別府湾は圧巻です。その先には高崎山から別府市街、それに続いて国東半島まで見ることができます。
露天風呂は西に面しているので、夏は西日で暑いですが、山々に沈む夕日を見ることができます。夜になると、大分市街、別府市街の夜景がこれまたとても綺麗です。なので日没少し前からマジックアワーにかけて入浴するのが、一番のおすすめです。
夕食はホテルにレストランもありますが、かなりお高いです。
「アミュプラザ」の4階に行けば、いろいろなレストランがあるし、1階の「豊後にわさきいっぷく横丁」に行けば九州ならではの料理を味わうこともできます。
それ以外にも駅周辺には、多くの飲食店があるので、どこに入ろうか迷うのも楽しみのうちです。
夜になると駅前がライトアップされ、特に冬の期間は街全体がイルミネーションで飾られるので、とても綺麗です。
夜もう一度、展望風呂に行ったら、必ず「カフェバーてんくう」に行きましょう。ここの窓に面したカウンター席で、大分市街の夜景を眺めながらお酒を飲めば、お得な値段で高級ホテルのラウンジでくつろぐ気分を味わうことができます。
小腹が減ったら、とんこつラーメンを食べに行きましょう。駅ビルの「豊後にわさき市場」には「だるま」、駅前広場に面したところには「ふくや」があります。
「ふくや」ではラーメン+400円で、生ビールとおでん、餃子、ホルモン炒めのいずれかを付けることができます。
朝起きたら、まずは「アミュプラザ」の屋上庭園に行ってみましょう。
ホテルフロントの脇にある出入り口から行くことができます。
「アミュプラザ」開店前なので、人が全然いなくて貸切状態です。もちろん施設もやっていませんが、ゆっくり見物したり、写真を撮ったりすることができます。
朝食付きのプランの場合は、ロビーの横にあるレストラン「庭の食卓・四季」でいただきます。お料理はこんな感じで、とても洒落ています。もちろん美味しいです。
とにかく「ブラッサム大分」は新しいだけあって、全てがきれいで気持ちよく利用できます。当然ながら、市内の他のホテルより料金は高めですが、その分の価値は十分あります。
また利用しているお客さんも、観光客というよりも、出張者が多いようなので、そんなにうるさくありません。別府から車で20分もあれば来れるので、ここに泊まるという選択も悪くないと思います。
なお車の場合は、1,000円で翌日の12時まで、「アミュプラザ」の駐車場が利用できます。第1駐車場の東よりの駐車スペースが、ホテルに通じるエレベーターに近くて便利です。