【別府】温泉テーマパーク「杉乃井ホテル」の賢い楽しみ方~宿泊体験記




「杉乃井ホテル」は別府湾が一望できる観海寺温泉エリアの高台に位置する、別府を代表する大型リゾートホテルです。

「本館」、「中館」、「Hana館」の客室棟のほかに、大展望露天風呂「棚湯」や水着で楽しめる「ザ アクアガーデン」、ボウリング場、ゲームコーナーなどアミューズメント施設が充実していて、滞在中全く飽きることがありません。

さらには道路をはさんだ反対側に、屋内プール施設「アクアビート」があり、波の出るプールやスライダー、洞窟探検など、南国ビーチリゾート感覚を味わうことができます。(4月~9月のみ営業)

宿泊棟ごとに玄関があり、フロントが異なりますので注意して下さい。本館/中館⇔Hana館⇔スギノイパレスの間をシャトルバスが運航しているくらい距離が離れています。

ここがHana館のロビーになります。チェックインすると空いている時間帯でも少し待たされます。こんなに広いホテルにもかかわらず、一組ずつ仲居さんが部屋まで案内してくれるからです。待ち時間短縮、及び館内施設を十分楽しむためにも、早めにチェックインしましょう。(チェックインの後、待たされるのがいやな場合は、自分で荷物を持って部屋まで行ってもいいようです。)

「本館」、「Hana館」は部屋のタイプがほぼ決まっていて、2名だとツインルームかダブルルーム、3名以上だと和洋室になります。和洋室は広くて、ゆったり過ごすことができるので、できるだけ3名以上で泊まることをお勧めします。2名部屋は狭くてお勧めできません。

また、海側の部屋の方が山側より若干広く、高い価格設定になっていて、天気がいいとなかなかの絶景ですが、私は山側の部屋の方が気に入っています。山のあちこちから立ち上る湯けむりが風情があるのと、夜になるとホテル周辺のイルミネーションが良く見えるからです。

客室から「棚湯」やアミューズメント施設、お土産コーナーなどがある「スギノイパレス」へ行くには、長い廊下を歩いていくことになります。全体の位置関係はこのようになっています。

「本館」の一番遠い部屋からだと3~400m位歩くことになるので、お年寄りや足の悪い方は「Hana館」をお勧めします。また連絡通路の階は決まっているので、予約時にエレベーターの近くの部屋をリクエストするのがいいでしょう。

「Hana館」2階から「スギノイパレス」に行くには、このようなところを歩いて行くことになります。

このホテルの一番の目玉が、この大展望露天風呂「棚湯」です。
その名の通り、棚田のような4層構造になっていて、遠く別府湾の向こうに国東半島や四国を望む絶景には圧倒されます。

一番先には寝湯があり、そこに寝そべりながら遠くの景色を見ていると、至福の気分を味わえます。是非お試しください。

このほかにも樽風呂や洞窟風呂、ドライサウナなどがあり、露天風呂だけでも十分時間をかけて楽しむことができます。

「棚湯」の隣には、更衣室を通って行ったり来たりできる「ザ アクアガーデン」があります。こちらは水着で楽しめる屋外型温泉施設になります。

別府湾を望める展望スパから、ジェットマッサージ、バイブラバスやソルティサウナなどがあります。なかでも面白いのがフロートヒーリングバスで、高塩分濃度の温泉の中で浮遊状態を楽しむことができ、とてもリラックスした気分になれます。

「棚湯」から客室に帰る途中には、これまた広大な土産物売り場があります。いろいろなお土産があるので、ここを見て回るだけでも楽しいですね。

ボーリング場はこんな感じです。食事の前にお腹を空かせるために、プレイするのもいいですよ。

本館の地下にも「みどり湯」というお風呂があります。こちらはこじんまりとしていて、人もあまり多くないので、とても落ち着いた感じです。洗い場は、棚湯よりもこちらの方がいいかも知れません。

いよいよ食事の時間です。ホテルのバイキングというと、ちょっとチープなイメージがありますが、ここのは違います。すべての料理の質が高く、普通のバイキングとは一線を画しています。

最近、「シーダパレス」という新しいバイキング会場がオープンしました。中館、Hana館に宿泊すると、こちらの会場が利用できます。ここは以前日帰り入浴者向けの休憩用大広間だったところですが、外国の街並みを模した空間の中に客席が配置され、優雅な気分で食事を楽しむことができます。

フォアグラ丼、うな丼、ふかひれラーメン、天ぷらなどを提供するMAIN KITCHEN、ステーキを焼きながら提供するGRILL、ピザやチーズリゾットが美味しいPizza&Pastaコーナーなど、とても充実しています。

また、関アジ、関サバ、フグ刺し、豊後牛ステーキなど、特別メニューも格安価格で注文することができます。今回は関サバを注文しましたが、1,000円でこれだけの量は、ふつう食べれません。とてもお値打ちですが、数量が限られているので、早めに注文することをお勧めします。

ひとつ注意したいのが、ここの通常メニューには、刺身とにぎり寿司がありません。これらを希望する場合は、もうひとつのバイキング会場「シーズ」に変更可能ですという注意書きがありました。

お腹がいっぱいになったら、再度「ザ アクアガーデン」へ。夜になると1時間おきに、噴水ショーが繰り広げられます。時間は15分位ですが、幻想的な映像と迫力のある音に釘付けになってしまいます。ただし冬は寒いので、風邪を引かないよう注意して下さい。

部屋に帰る途中、土産物売り場のそばの出口から外に出てみると、様々な趣向を凝らしたイルミネーションを見ることができます。こちらも噴水ショーに負けず劣らずとても綺麗で、記念撮影にも最適です。

ちなみに山側の部屋からは、このように見えます。

朝食も夕食と同様、「シーダパレス」で頂くことになります。
オムレツ、ワッフルから、すき焼き、お餅、焼き魚など、こちらもバラエティに富んだメニューがいっぱいで、朝からお腹いっぱいになってしまいました。

あと、このハワイコナコーヒーのドリップマシンで淹れるコーヒーが格別でした。

以上紹介したように、「杉乃井ホテル」には至るところにエンターテイメントの仕掛けが満載です。また訪れるたびに新しい施設がオープンしていて、常に進化しています。まさに日本一の温泉テーマパークといってもいいのではないでしょうか。すべての施設をできるだけ抜けなく、無駄なく満喫していただけたらと思います。

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