【九重】山あいの自然豊かな宝泉寺温泉「宝泉寺観光ホテル 湯本屋」~宿泊体験記

宝泉寺温泉は、大分自動車道 九重I.Cから壁湯温泉を過ぎて、1キロほど行ったところにある、山あいの静かな温泉です。数軒の温泉宿がありますが、「宝泉寺観光ホテル 湯本屋」は、その中でも歴史のある情緒あふれた温泉旅館です。

お盆休みだったので、湯布院や黒川などはどこも予約でいっぱいでしたが、ここはわりと知名度が低いので、比較的予約が取り易かったです。

橋を渡って入り口を入ると、広い駐車場があり、その奥に玄関があります。

ゆったりとしたロビーには、広いテーブルに椅子、大きな囲炉裏など、センスの良い調度品が置かれています。またお土産コーナーも隣接しています。

廊下には、このような花や小物が置かれていて、ホッとした気分にさせられます。

部屋は広縁のあるシンプルな和室で、窓からは緑いっぱいの景色を眺めることができます。

ここのお風呂は、館内に2つ、外に1つあり、館内のお風呂は日替わりで、男女入れ替え制になっています。

まずは、1階にある「かわせみの湯」に行ってみました。ここの内湯には、湯船一面に古代檜が使われているそうで、木のぬくもりが感じられます。

露天の岩風呂もありますが、あまり広くないのと、周囲が植栽で囲まれているせいか、解放感はそれほど感じられませんでした。

次に、外にある「駒吉の湯」に行ってみました。玄関を出て、駐車場を横切っていったところに、入り口があります。ここには男女別の露天風呂のほかに、貸切の家族風呂や、本棚とソファのある休憩室があります。ここは立ち寄り湯としても、利用できるようです。

こちらの露天風呂は、広くて解放感がある一方で、竹垣に囲まれているので、落ち着いた雰囲気で温泉を楽しむことができます。暖かみのある裸電球も、いい感じです。

夕食は食事処「宵待亭」でいただきます。さほど凝った料理ではありませんが、魚から肉まで食べられて、満足でした。

周りには何もないところなので、特に夜はとても静かでした。

翌日は、館内にあるもう一つのお風呂「壇の湯」に行ってみました。こちらの内湯は、ガラス一面が朝陽に輝く緑で覆われ、とても気持ち良く入ることができます。

扉から外に出ると、露天風呂「ほたるの湯」があります。こちらは周囲より一段高くなっているので、周囲の山々を見渡すことができ、とても開放的です。内湯、露天ともこちらの方が、お勧めですね。

朝食の後、旅館の周辺を散策してきました。
橋の上から見た川沿いの景色は、なんとものどかな光景です。

「駒吉の湯」を外から川越しに見ると、このようになっています。

さらに先に行くと、小さな橋がかかっています。橋のたもとには、このような看板が立っています。

扉を入ると、そこには「石櫃の湯」があります。日本最大の石櫃でできたお風呂だそうで、共同風呂になっています。が、現在は無料の足湯になっていて、入浴は出来ないようです。

とても厳かな雰囲気に包まれていて、ちょっと薄気味が悪かったので、お風呂には入らなかったのですが、こんなことなら入っておけば良かったと後悔しています。

宝泉寺温泉は、静かな山あいのひなびた温泉地です。一方で、周辺には壁湯温泉や、九重”夢”大吊橋などの観光地も多くあり、穴場のスポットです。特に混んでいる時期には、ここを訪れるのがいいと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする